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水指 月白釉薬流シ 十六世豊斎作
十六世豊斎作
十六世豊斎として、代表的な作風となった月白釉流シの技法と面取の組み合わせ。
同じ技法であっても、茶盌と水指では必然的にバランスが異なるので、納得する水指が出来るまでしばらく掛かりました。
段々と自分なりのバランスを見つけていくようになり、納得のいく水指が出来始めました。しかし、流し掛けという技法、また窯の中での釉薬のタレや流れ、緋色の具合がうまくいく作品はやはり希少です。しかしながら、うまく調和が取れた場合には、他にはないようなモダンさを纏った水指となります。
この作品も、月白釉の鮮やかさ。流れる釉薬の間で水飛沫のように飛び散った釉薬の様。強すぎず穏やかで上品な緋色。と、自分の意志と偶然の部分がうまく調和した作品となりました。
普段は、この作風は共蓋で作ることが多いのですが、今回は塗蓋にし、その黒がブルーをさらに引き立ててくれています。
サイズ Φ170×h165 mm
素材 宇治の陶土
釉薬 白土、月白釉
焼成 玄窯(登り窯)
蓋 黒漆
箱 木箱 ※受注後に制作、約二週間
Price 308,000 JPY
※パソコンやスマートフォン環境により、写真の見え方に若干の違いが生じます。ご了承ください
※はじめてご使用される前に10分程水につけてからご使用ください。焼き上がりのままお送りしております。そのまま使用されるとシミがつきやすいです。
※ご使用後は毎回しっかりと水気を拭き取り、よく乾燥させてから保管ください。