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蓋置 月白釉流シ面取 十六世豊斎作
十六世豊斎作
蓋置という道具は、茶室の中でピリッと光る調味料のような存在だと感じます。
掌におさまる小さな道具ですが、良い蓋置は点前の中で、あるいは棚に飾られる際に必ず目に留まります。この蓋置、八つの面があり、八角形なのですが、それぞれの面の大きさはバラバラです。同じように面取をせず、また、白化粧と月白釉を流し掛けすることによって、さらには登り窯での焼成によって生み出される緋色によって、この蓋置は少し向きを変えるごとに様々な表情を見せるように作りました。
使い手の方は、どこを客に見せたいか、その時々によって変えていただく事が出来ますし、また客は点前座で棚に飾られるのを見るのと、点前の中で見える風情が異なって、とても楽しい蓋置となることと思います。
サイズ Φ47×h44 mm
素材 宇治の陶土
釉薬 白土、月白釉
焼成 玄窯(登り窯)
箱 木箱 ※受注後に制作、約二週間
Price 38,500 JPY
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