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「食」
皆具 紅鹿背金彩源氏香之図 / 十六世豊斎作
十六世豊斎作
言わずと知れたように源氏香の図は、香道の組香にて五つの香りを聞き分け、同じ香りと思うものを繋いで五十二種類の組み合わせを表現した図柄です。五十四帖ある源氏物語の桐壺と夢の浮橋のニ状況を除いて、それぞれの巻名を当てはめた、とても雅な遊びであり、その図柄そのもののも芸術性が高く縦横の線が軽妙に混じり合う様はとても美しく、多くの工芸のモチーフとなって参りました。
私も先人の素晴らしいデザインに敬意を持って、それぞれの器に、大胆に一つの図柄をあしらった意匠にて金彩の皆具を制作致しました。源氏物語の最後の十帖で、宇治を舞台にした宇治十帖より、水指は浮舟。杓立は早蕨。蓋置が総角。建水は宿木を。紅鹿背の土味と金彩の太い線が、よく調和した荘厳な雰囲気の皆具となったかと思います。
サイズ 水指 φ160 × h170
杓立 φ65 × h163
蓋置 φ60 × h43
建水 φ140 × h77
素材 紅鹿背(宇治の陶土)
釉薬 透明釉、金彩
焼成 ガス窯
箱 木箱 ※受注後に制作、約二週間
価格 550,000円(税込)
※焼き上がりのサイズや色味など少しの個体差はございます。お届けする商品はこちらの写真と同一のものではございませんので、あらかじめご了承ください。
(パソコンやスマホの環境により若干の写真の見え方の違いはございます。)
※はじめてご使用される前に10分程水につけてからご使用ください。焼き上がりのままお送りしております。そのまま使用されるとシミがつきやすいです。
※ご使用後は毎回しっかりと水気を拭き取り、よく乾燥させてから保管ください。