令和六年 勅題「和」
勅題とは毎年行われている宮中での歌会始めの御題です。茶道では、新年に干支ともに勅題に因んだ茶道具が選ばれます。
窯元より宇治川を隔てて、平等院鳳凰堂がございます。
鳳凰堂の屋根には、金の鳳凰像だけでなく、竜頭瓦というもがございます。鳳凰堂を創建した関白藤原頼道が竜神となって守護している言われています。
龍と鳳凰という二つの偉大な存在が屋根の上に鎮座しているのです。龍が陽、鳳凰が陰ということで陰陽を調和し、協力しているからこそ、長い年月を平等院が守られてきたのでしょう。
御題『和』に因み、平等院の屋根の上に龍と鳳凰を画きました。
サイズ 130 × 120 ×h75 mm
素材 燔師(宇治の陶土)
釉薬 透明釉、鉄絵
焼成 ガス窯
箱 木箱 ※受注後に制作、約二週間
Price 27,500 JPY