JPN
ENG

TOP

酒呑 月白釉流シ 十六世豊斎作

十六世豊斎作

月白釉は、窯の中で火の面前となる温度の高い部分に入って、その魅力的な色を発色しますが、棚の低い方に入れるか、高い場所に入れるかによって、その融け方、色合いが異なります。この酒呑では素地の色を生かすことを意識して、窯の中の棚の高い場所、つまり温度もさらに高くなるのですが、そこで釉薬をよく溶かす作品を狙っています。温度が上がり、釉薬が良く溶けてくると、器上部の釉薬は下部に垂れてきますす。上部は必然、釉薬が薄くなり透けて、水色もほとんどわからなくなります。素地の上に白化粧土を施さず、月白釉のみを掛けた場合、その色は素地の色によって薄いグリーンのようなグレーのような色になります。そこからだんだんと垂れてきた釉薬が厚みを増すにしたがって、水色が濃くなっていき、最下部の釉薬が溜まった部分ではひと際濃い色となります。月白釉の貫入と、上部から下部に掛けて変化するグラデーション。最後の釉薬の溜り。

お酒を愉しみながら、じっくりと味わっていただきたい表情です。

サイズ  Φ70×h43 mm
素材   宇治の陶土
釉薬   白土、月白釉
焼成   玄窯(登り窯)
箱    木箱 ※受注後に制作、約二週間

Price 22,000 JPY


No.
51515
Name
酒呑 月白釉流シ 十六世豊斎作
Price
22,000 JPY
SOLD OUT

Inquiries about purchase

CONTACT

Related item

酒呑 月白釉流シ 十六世豊斎作

十六世豊斎作の酒呑 月白釉流シ。歴代の朝日にはない十六世の作風。

酒呑 月白釉銀彩 十六世豊斎作

十六世豊斎作の酒呑 月白釉銀彩。月白釉の美しさを引き出すために銀彩を施しました。

蓋置 月白釉流シ面取 十六世豊斎作

十六世豊斎作の蓋置(ふたおき)です 。茶道の道具で釜の蓋や柄杓を置きます。

茶盌 紅鹿背刷毛目 十六世豊斎作

十六世豊斎作の茶盌です 。朝日焼の伝統的な作風である「紅鹿背(べにかせ)」です。