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茶盌 月白釉流シ 十六世豊斎作

十六世豊斎作

十六世豊斎として、伝統的な「鹿背(かせ)」や「紅鹿背(べにかせ)」の作風とは異なる独自の境地の月白釉流シ。
その水色の美しさに惹かれて試行錯誤するなかで一つのスタイルが出来上がって来ました。
燔師の荒土を用い、その上にかなり白さの強い化粧土を施し、そして月白釉を流し掛けという技法で掛けます。
荒々しい土と、そこに焦げるような松割木の焼成で生じる表情が相まって、美しく鮮やかな月白釉の水色と対照的な表情が一盌の中に共存します。
その間を取り持つように、化粧土の白さがモダンさと軽やかさを作り出します。
十六世豊斎としての「綺麗寂び」を体現した茶盌です。
本作品は、全体的に丸く柔らかなフォルムに白い化粧土の色と、土の焦げ具合がうまく調和した、月白釉流シの作風の中でも上品なバランスの作品です。少し手取りも軽めであり、茶盌の中の月白釉溜りも非常に美しく発色しております。

サイズ  Φ120×h80 mm
素材   宇治の陶土
釉薬   白土、月白釉
焼成   玄窯(登り窯)
箱    木箱 ※受注後に制作、約二週間

Price 209,000 JPY


No.
51522
Name
茶盌 月白釉流シ 十六世豊斎作
Price
209,000 JPY
SOLD OUT

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