JPN
ENG
2019.07.03
二周年記念企画「和ヱ物」 漆 西村圭功 陶 松林豊斎
二周年記念企画「和ヱ物」 漆 西村圭功  陶 松林豊斎

期間:2019年7月13日 (土)  ‐ 21日(日)
※ 期間中は7/16(火)のみお休みとなります
時間:10:00 - 17:00

朝日焼 shop & gallery
午前10時から午後5時まで
6110021京都府宇治市宇治又振67
問い合わせ 0774-23-2511

IMG_4455

朝日焼 shop & galleryは今夏で二周年を迎えます。
今回の二周年の機会に私共が新店舗のオープン前より強い想いをっていた朝日焼shop & galleryの新しいプロジェクトの一歩を踏み出します。それは私達、朝日焼が共感し刺激を受ける作り手と松林豊斎がコラボレーションし、新しい領域で価値のある作品を生み出すクリエーションへの挑戦です。
今回は京塗り三代目西村圭功さんにコラボレーションをお願いいたしました。このプロジェクトは共作作品の披露だけに留まらず共作をお願いした西村圭功さんの仕事とその背景も含めてお伝えする作品展です。京塗りの特徴は木地が薄いこと。それが京都らしい繊細な雰囲気を内包します。西村圭功さんの作品に「撓め(たわめ)」とうシリーズがございます。「撓め」は京塗りの木地より、さらに薄い透けるような木地で制作されます。それは力を掛けると簡単に形が撓むほどの木地です。作品づくりでは撓ませたままの木地を固定し、漆を重ね、固まりながら仕上げていくそうです。形が戻ろうと反発する木地の力と留まろうとする漆の力が「無作為」の美しい曲線を生む、京漆の技法を熟知した西村圭功さんらしい作品です。私達の先々代も先代も「無作為」の作品づくりの大切さをよく語っていました。また、薄さや曲線に美を求める作品づくりは小堀遠州、そして朝日焼の美意識に通じます。私達は西村圭功さんの「撓め」の作品に深く魅力され、仕事に深く共感し、新しいプロジェクトの最初のパートナーをお願いしました。
今回の展示会では西村圭功さんと松林豊斎との共作作品と西村圭功さんの「撓め」を含んだ作品、また奥様の西村洋子さんが監修する西村圭功工房の漆器のシリーズ「天雲tenun」も展示いたします。西村圭功工房と朝日焼が何度も打ち合わせを繰り返し、朝日焼の茶器に合わせた「茶托」も新作発表です。
試行錯誤し新しく挑戦したクリエーション。この時でないと生まれない「今」の美。
是非、この機会に宇治の朝日焼 shop & gallery にお越しください。

朝日焼 shop & gallery 店主
松林俊幸

IMG_4413

我々は、父と母より異なる遺伝子を受け継いで生まれてきます。
異なるものを掛け合わせること。それは人類、生物の持つ普遍的な進化のメソッドなのだと思います。
西村圭功さんと初めてのコラボレーションは、昨年のアメリカ・ポートランド日本庭園の展覧会でした。二つの茶盌に、西村圭功さんが漆を塗るとそこには多層のテクスチャを持つ作品が生まれました。
私の 「月白釉流シ」 のシリーズは、色とテクスチャの変化が様々に組み合わさり見える景色を大事に作っています。 素地の荒土、白い化粧土、月白釉の鮮やかな水色。そこに西村圭功さんの塗る漆が加わると、レイヤーが一層加わった以上の変化が起きました。
漆を塗る前と後では月白釉は違った色にさえ感じ、流し掛けした釉の動きは、漆によってより強調され、静の漆と動の釉の緊張感が生まれました。漆の奥底には土の気配が滲み、釉薬を通して感じる土の表情と並んで、不思議な感覚を覚えます。それぞれの仕事の色をぶつけて生まれた作品。異質なものが混ざり、お互いの色が引っ張り合い、安易な調和とはちがう不安さを含みながらも多層的で独特の存在が生まれたと感じました。二つの茶盌はポートランドでの展示会にて好評を博し、私達の手元には残らず、日本に帰ってくることはありませんでした。このようなコラボレーションは二つのモノがぶつかった瞬間に見せる火花のようなものが面白く、一度きりが良いと思いつつも、やはり日本でも見せたいとお互いの考えが一致し、西村圭功さんともう一度コラボレーションを進めました。今回は、前回とは違い漆を塗る範囲を限定することで、緊張感とリズムを生む新たな提案を作品に込めて頂きました。ぜひ、展覧会にて作品をご覧頂きたく思います。
この度の朝日焼で始める新たなプロジェクトを「和ヱ物」と名付けました。君子は和して同せず、 少人は同して和せず。「和」は高次元の融合を意味する言葉。和ヱ物はコラボレーションとして生まれてくる作品そのものだけではなく、コラボレーションする過程で朝日焼に、またコラボレーションの相手に生まれてくるモノ。そして、この展覧会に触れる人達の中に生まれてくるモノ。

その全てを大事にしてきたいという想いで始めるプロジェクトです。

朝日焼十六世窯元
松林豊斎

展示会についての問合せ
http://www.asahiyaki.com/contact.php


茶ノ会 「和ヱ物」-aemono-
今回の展示会では、ゲストの皆さんとふたりの共作作品を手に取りながら、作り手との交流の時間を作りたいと思いました。
限定的な時間と人数にはなってしまいますが、gallery内の茶室にて茶会を開催いたします。(茶会は予約制です)


茶ノ会 「和ヱ物」-aemono-
開催日時
7月13日(土)16:00-17:00 -満席となりました-
7月21日(日)13:00-14:00

参加人数
13日 5名まで
21日 5名まで

参加費
1000円
(当日galleryにて)

予約方法
電話かメール朝日焼にてお申込ください。
先着順になります。
電話  0774-23-2511
※お電話はgalleryの営業時間中の対応になります。
メール shop@asahiyaki.co.jp

問合せ
http://www.asahiyaki.com/contact.php