「今宵も湖のほとりで」シリーズについて
平安時代の貴族たちは、月を湖に浮かべて眺めていたといいます。
世界にまるで、月と自分だけしかいないような時間。
2020年、静まりかえった夜は、そんな時間を私たちにくれました。
非日常が気づかせてくれた日常の素晴らしさを忘れないように。
そんな思いから、朝日焼当主松林豊斎と、アートディレクター関戸貴美子、コピーライター有元沙矢香とのコラボレーション「今宵も湖のほとりで」が生まれました。
満月だけでなく、月の満ち欠けにも気持ちを向けて欲しいと考え形作り、銀彩の経年劣化を楽しむことが今回のコンセプトに近いと感じ色付けを行いました。絵本は器からインスピレーションを受けた色合いで制作。また酒呑には、かつて人々が月を見て感じた感情から名付けられた月の名前をそれぞれに。
3人の想いが融合して完成した世界観をぜひお楽しみください。
ご覧のページの酒呑1点と絵本『今宵も湖のほとりで』1冊をセットでお送りします。
【酒呑】
表情の異なる7つの月を月白釉や銀彩で表現した酒呑のうちの1つです。
「黄昏月」・・・黄昏時に見られる月
サイズ 76 × 70 × h43 mm
素材 宇治の陶土
釉薬 月白釉、銀彩
焼成 玄窯(登り窯)
箱 木箱(オリジナルデザイン)
【絵本】
サイズ A3変形、16頁
絵 関戸貴美子
文 有元沙矢香、仲澤南
ブックデザイン 関戸貴美子、永井淳也
協力 株式会社 日庄、株式会社 プラグ
価格 33,000円(税込)